職場復帰のコツ

育児と仕事の両立はムリ！と、産休中の若いママは、せっかく積み上げた経験と実績ある職場復帰をあきらめてしまうケースが多い。確かに女性にとって出産は、新規事業を立ち上げるほどの精力を注ぎ込むし、未来にかける希望も大きいので、育児に専念したいと思うのも理解できる。でも、その一方で社会との関わりも断ち切りたくないという思いもあり悩むことが多い。

ところが、出産後の職場復帰に障害となる要因を考え、その対処方法を学べば職場復帰する勇気もわいてくる。かといっても、大企業などは別にして、子持ちの女性の職場復帰は、まだまだ難しいのが現状である。あるアンケートによれば、出産後フルタイムの仕事を辞めてしまった女性はおよそ半数もいるらしい。

その辞める理由で特に目立って多いのが「子どもを預かってくれるところがない！」とか「いざというときに、子どもの面倒を任せられる人がいない！」ということだ。保育園に入れない待機児童の増大という社会問題が横たわっている。

まず、そんな厳しい現実をシッカリ受け止めることが基本スタンスとして必要だ。そして、どんなことがあっても育児と仕事の両立を成し遂げるという強い意志を持つことだ。もちろん夫や家族の理解を深め、サポートしてもらうことは不可欠だが。

何よりも一番大切なことは、仕事に対する情熱と子どもや家庭に対する情熱を混同しないことだ。少しぐらいの体調の変化の子どもに過剰な関わりは無用だ。些細なことで、たびたび仕事を休むような甘えは、強いては子どものためにもならない。子どもとの時間のときは一生懸命子どもと接し、仕事にも一生懸命接する気構えを持つことだ。